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ツインパススリングは国内で販売されてから今年で9年目を迎えます。

販売開始当初は、ワイヤーロープをこれまで使ってこられた作業者の方々からすると既存の繊維性のスリングは知っているものの、重量物を吊り上げるにあたって ワイヤーロープに取って代わることが出来る物などないと考えておられた方がほとんどでした。

そんな中でもアメリカやカナダで使用されている実例や実際のスリングを使ったデモンストレーションを通して本物であることを自分たちの目で確認された方々が使い始められました。その当時の吊り上げ対象物は重量物であっても円筒状の丸い形状の物が大半でしたが、使用を重ねていくうちにツインパススリングの性能をもっと理解して頂く中で 使用範囲が広がってきている事はこのホームページの実績と実用例からもお分かり頂けると思います。

様々な業界で色々な物を吊り上げるのに御使用頂けるようになって参りましたし、ワイヤーロープに代えてこんな所で、こんな風に使えないかとのご相談も多くなってきました。

この様に御使用頂く範囲が広がるに伴い、9年前には作業者の方々に安全に使って頂く為に、この製品の正しい使い方を分かり易くお読み頂けるように最善の注意を払って製作したつもりの取扱説明書も不十分なところが出てきました。これは、作業者の方々が実作業を行うに当たって陥り易いところが分かってきたからです。今月は取扱説明書の改訂点をご紹介させて頂きます。

改訂点は2点あります。まず第一点は、点検作業をして頂く方法として 内・外カバーに傷が無い事の確認とテルテールが目印の黒い線よりも出ている事の確認の実行をお願いしています. このうちの カバーの傷の確認については、スリング本体を守る為にパッド(当て物)を付けている場合にもその下のスリングカバーの傷の有無も確認して頂くことが必要であります。保護用のパッドに傷が付いていても問題はありませんが、その下のスリング本体に傷が及んでいないかどうかを注意深く点検する必要があります。手間であってもパッドを動かし、スリングカバー傷の点検漏れがないようにお願い致します。

第二点は、スリングを永く御使用頂く為に吊り上げる位置を変えながらお使い頂きたいという事です。ラウンドスリングの長所のひとつに吊り上げ位置を変えることが出来る事がありますしかし、吊り上げ位置を変えずに同じ位置で使い続けるとスリングの寿命を短くしてしまいます。永く、安全にお使い頂くために吊り上げ箇所をこまめに変える事が肝要です。もし何らかの理由から吊り上げ箇所を変える事が出来ない時には、弊社担当者までご相談ください。

ご使用頂いておりますお客様には、取扱説明書の改訂版をお送りしておりますが、まだ手元に届いていない場合には、このホームページのお問い合わせからご請求頂きます様にお願い申し上げます。